鶏肉との出会いの話

 

皆さんは初めて食べた鶏肉料理って覚えていますか?

 

私の場合は、チキンラーメンでした。

 

 

 

 

 

何を言っている?って感じですが、とにかくチキンラーメンです。

正確には『これが鶏肉の味!』と思い込んでいました。

 

大きな原因として母親が鶏肉を全く食べない人で買うことがないため、口にする機会がなかったのがあります。

祖母曰く、昔むかしに縁日で買い取ったヒヨコを母親は大層可愛がってすくすくニワトリまで育てたのは良いが、ふと気が付いたら鶏がいなくなっており、その日の食卓には鶏肉の料理が並んでいたそうな――――――――

 

つまりトラウマですね。

というか婆様も婆様で容赦なくてワロタ

 

そんな母親が許していたのはチキンラーメンと鶏卵のただ2つ。チキンラーメンはいいんだ……

 

鶏肉を知ることがない稀有な環境でしたが、年月が経つにつれて母親も子どもに自分の事情を押し付けるのは良くないと思ったのか、時々焼き鳥を買ってきてくれるようになりました。

 

それがもう美味しくて美味しくて、ヤミツキになりました。

 

あまりにも焼き鳥が美味しくて、食べた過ぎて、小学生の頃は手元の数少ない100円玉を握りしめてこっそり露店の焼き鳥屋さんにひとりで行っていた始末。

初めて立ち寄ったお店では、鶏で”とり”と読むことを知らなくて「にわとりもも下さい」と頼んでめちゃくちゃ笑われた覚えがある……

初々しさ満点の思い出ですね。

 

 

 

というのをド深夜にチキンラーメンを啜っていたらふと思い出したという訳です。

この時間のチキンラーメン、最高〜〜〜〜〜!!!